経費区分とは

補助金における経費区分とは「機械装置費」や「広告宣伝費」等の、経費の用途ごとの区分のことです。
会計における勘定科目と似たようなものだとお考えください。

なぜ経費区分が大切か

補助金においては、経費区分は大切です。
適切な経費区分において、経費を計上しないと補助金をもらえませんし、認められた経費区分以外の経費は補助金対象外となります。

また、経費区分の金額の流用には寛大ですが、経費区分をまたぐ金額の流用には制限が発生することがあります。

例:
「機械装置費」という区分で「A機械60万円、B機械40万円」の100万円を計上していた場合、「A機械80万円、B機械20万円」という変更には寛大な場合が多い。
しかし、「A機械60万円のみとして、残りの40万円は広告宣伝費に流用」の場合は変更申請が必要など制限されることが多い。
※補助金によって違いますので、あくまで参考例となります。

また、補助金によっては、「〇〇区分は全体費用の4分の1まで」といった制限もされている事もあります。
経費区分を意識することは、補助金申請においてとても大切です

事業再構築補助金の経費区分

事業再構築補助金の経費区分を見てみましょう。(2023年2月時点)

  • 建物費
  • 機械装置・システム構築費
  • 技術導入費
  • 専門家経費
  • 運搬費
  • クラウドサービス利用費
  • 外注費
  • 知的財産権等関連経費
  • 広告宣伝・販売促進費
  • 研修費

「建物費」の経費区分は、事業再構築補助金の最大の特徴となっています。

ものづくり補助金の経費区分

ものづくり補助金の経費区分を見てみましょう。(2023年2月時点)

  • 機械装置・システム構築費
  • 技術導入費
  • 専門家経費
  • 運搬費
  • クラウドサービス利用費
  • 原材料費
  • 外注費
  • 知的財産権等関連経費
  • 海外旅費
  • 通訳・翻訳費
  • 広告宣伝・販売促進費

事業再構築補助金と似ています。

小規模事業者持続化補助金の区分

小規模事業者持続化補助金の区分を見てみましょう。(2023年2月時点)

  • 機械装置等費
  • 広報費
  • ウェブサイト関連費
  • 展示会等出展費
  • 旅費
  • 開発費
  • 資料購入費
  • 雑役務費
  • 借料
  • 設備処分費
  • 委託・外注費

これまでの2つとはかなり違いますね。

まとめ

補助金申請においては、経費区分を理解する事はとても大切です。
補助金に申請する際は、経費区分のことをしっかりと理解し、支援者や事務局に相談しながら経費を計上いたしましょう。

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