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実績報告が必要です
補助金は採択されて終わりではありません。
補助事業に関する『購入』や『工事』の内容等を報告する『実績報告』をしないと、補助金を受領することはできません。
実績報告では、非常に多くの『証憑書類』を必要とします。(証憑書類とは見積書や請求書等の書類のことです。)
いざ実績報告をしようと思った時に、「え、そんな書類は発行してもらってないけど」とならないように、事前に必要となる書類を確認しておく必要があります。
事前に実績報告マニュアルの確認が必要です
補助金に申請される段階で『公募要領』は皆さん読まれていると思います。
しかし、公募要領には実績報告に関することは詳しく書かれていません。
実績報告に関することは別途用意されている『実績報告マニュアル』を読む必要があります。(名称は補助金ごとに違うことがあります。)
では、実績報告マニュアルは『実績報告をしようと思ったタイミング』で読めばいいのでしょうか?
いいえ、そうではありません。
『事業に着手する前』に読んでおかないと、証憑書類を集められない可能性があります。
例えば『工事前の写真』が必要だった場合は、工事を施工してしまった後では撮ることができません。
事前に実績報告マニュアルを読んで、工事前の写真を撮っておかなければ、補助金が支給されない可能性もあります。
ですので、書類集めは十分に気を付ける必要があるのです。
また、『ただ証憑書類を集めればいい』わけではなく、記載内容が補助金事務局の求めるものに沿った形でないといけません。(例えば見積書の有効期限は発注日時点で有効でないといけない等。)
記載内容に不備があると、実績報告の審査に通る事ができませんので、十分に注意しなければいけません。
さらに、経費内容によっては補助金申請時点で気をつけておかなければいけない物もあります。
例えば事業再構築補助金の研修費は、事業計画書に研修内容に関する事を記載しておかなければ、経費として認めないという注意事項があります。(この内容は公募要領に記載されています。)
『採択されれば、あとは楽勝』ではけっしてありませんので、十分に気をつけて補助事業に着手する必要があります。
各補助金の必要証憑書類
それでは各補助金で必要とされる証憑書類の一例を紹介しておきます。
必要な証憑書類は公募回によっても変わりますので、あくまで参考としてご覧になり、必要書類をイメージしてもらえれば良いかと思います。
事業再構築補助金
それでは事業再構築補助金の『建物費』で必要な書類を挙げてみます。
必要な証憑書類は『経費区分』ごとに違うことがありますので、自分が申請している経費区分を確認する必要があります。
- 見積依頼書
- 見積書
- 相見積書
- 契約書
- 完了報告書
- 検収書
- 完了後の写真
- 工事完了後の図面
- 工事費内訳書
- 請求書
- 代金支払済を示す証票(振込明細等)
- 領収書
といったところになります。(これ以外にも状況次第で必要な書類は増加します。)
いかがでしょうか?
このリストを見ただけでも「大変そうだな」というのが伝わってくるかと思います。
実績報告は想像以上に大変ですので、支援専門家がいる場合は一緒に進めていく事をお勧めします。
ものづくり補助金
次にものづくり補助金の証憑書類です。
- 見積依頼書
- 見積書
- 相見積書
- 注文書
- 受注書
- 納品書
- 請求書
- 振込依頼書
- 前後写真
ものづくり補助金も、事業再構築補助金同様に多くの証憑書類を必要とします。
小規模事業者持続化補助金
次は持続化補助金の『機械装置等費』の証憑書類です。
- 見積書
- 相見積書
- 発注・契約書
- 請求書
- 支払いの証明
- 写真
持続化補助金の場合は、それほど多くはありませんが、油断せずに書類を集める必要があります。
まとめ
補助金では採択後の方がむしろ大変だったりします。(特に精神的に)
事業に着手する前に実績報告マニュアルを読み込んで、証憑書類の不備がないようにしておかなければいけません。
事業計画書の作成同様に、支援専門家の力を借りる事で本業に集中できますので、支援依頼の検討をされてみてはいかがでしょうか?
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