ストーリーは意識していますか?
事業計画書を作成する際に『ストーリー』は意識しているでしょうか?
事業計画書のストーリーとは例えば下記のようなものです。(事業再構築補助金の場合の一例です)
『現状は〇〇という状況である(困窮している)』
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『このままで(最悪)倒産してしまう』
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『新しい事業を行い売上を事業状況を好転させる必要がある』
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『当社には〇〇という強みがあり、市場には〇〇という機会がある』
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『当社の強みを活かして、機会を勝ち取るために〇〇という事業を行う』
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『この事業を行うには〇〇の費用が必要だ』
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『新しい事業を行うと〇〇という成果が得られる』
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『この成果は費用を上回り、費用対効果のある事業だ』
といった感じのストーリーです。
無理やりストーリーに当てはめるのは危険です
では実際に事業計画を立てる際に、最初からこのような順番で立てているでしょうか?
実際には「最近売上が落ちてきているな。よし、〇〇という事業が儲かるらしいから、やってみよう!」という感じで、『強みの検討』や『機会の調査』をせずにスタートする事もあるのではないでしょうか?
もちろん、それが悪いとは言えませんが、ストーリーに当てはめようと思った時に、無理が生じる可能性があります。
最初から順番立てていけば、スムーズなストーリーが描けると思うのですが、そうでない場合は『無理やりストーリーを組み立てる』事もあるかもしれません。(やりたい事ありきで、後から理由を付け加えていくイメージです)
そうすると、どこかに歪みが生じて、ちぐはぐな事業計画となってしまう危険もあります。
なんとか辻褄を合わせても、どこか無理やり感のある強引な計画となってしまいます。
一番怖いのは事業に失敗すること
一番怖い事は『補助金には採択されたのに、事業は失敗してしまった』というパターンです。
無理に辻褄を合わせると、仮に補助金に受かったとしても、事業が失敗してしまう確率が高くなってしまいます。
もし、事業計画書のストーリーに歪みが生じるようであれば、もう一度根本から計画を練り直してみる事も検討した方がいいかもしれません。
補助金はあくまで、事業成功のための『手段』です。
事業成功という『目的』と、補助金という『手段』が入れ替わらないよう、注意して事業計画書を作成しましょう。
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