SWOT分析とは
SWOT分析(スウォット)とは、経営戦略における代表的なフレームワークです。
古くからあるフレームワークですが、なんだかんだ言ってSWOT分析が結局一番シンプルで分かりやすいのかなと思います。
事業計画書の作成ではマストとも言えるフレームワークですので、SWOT分析を活用しましょう。
SWOTとは
SWOTとは、4つの言葉の頭文字を取ったものです。
- Strength(強み)
- Weakness(弱み)
- Opportunity(機会)
- Threat(脅威)
の4つの事を指します。
『強み』と『弱み』は自社内部環境のことで、『機会』と『脅威』は外部環境のことです。
この4つの要素を洗い出すことで、自社が向かう方向性が見えてきます。
SWOT分析例
それでは、試しにSWOT分析をやってみましょう。
例として『居酒屋』になったつもりでSWOT分析をやってみます。
強み | 弱み |
・肉料理が自慢の居酒屋で、良質な肉を仕入れられる。 | ・古い建物で換気が悪い。 |
機会 | 脅威 |
・焼肉屋のニーズが高まっている。 | ・コロナの影響で飲酒業態はダメージを受けている。 |
ここでは一つずつしか挙げていませんが、なるべく沢山挙げることをおすすめいたします。
※ただし、事業計画書には全部は記載しません。事業計画書のSWOT分析には、補助事業に繋がるものだけを記載しましょう。
それでは、各項目に挙がった内容を、今度は掛け合わせていきます。
どういうことかというと、例えば『強み×機会』や『弱み×脅威』など、それぞれを掛け合わせてどんな答えが導き出されるかを見ていきます。
例でいくと『強みの「肉料理が自慢の居酒屋で、良質な肉を仕入れられる」』と『機会「焼肉屋のニーズが高まっている」』を掛け合わせると、『焼肉屋を始める』という答えが導き出されると思います。
これは例ですので、かなり分かりやすく答えが出ましたが、実際にやってみると案外難しいものがあります。
また、掛け合わせる組み合わせは自由ですので、どの組み合わせでもやってみて、沢山の答えを出してみましょう。
そしてその中から実際にチャレンジする『補助事業』を決めていきます。
ただし、補助金に採択されやすい組み合わせは『強み×機会』と言われております。
絶対ではないですが、『強み×機会』は積極的な施策が生まれますので、補助金で売上を伸ばそうという場合にぴったりはまるからだと考えられます。
ちなみに例を見ると、全ての要素が『焼肉屋』をやるという答えに繋がっているかと思います。
(「コロナの影響で飲酒業態はダメージを受けている」ので飲酒業態から脱却するため、「肉料理が自慢の居酒屋で、良質な肉を仕入れられる」という強みを活かして、「ニーズの高まっている焼肉屋」を始める。そのためには「換気の悪い店内」を改装して強力な換気設備を導入する必要がある。オレンジ文字『脅威』、赤文字『強み』、緑文字『機会』、青文字『弱み』)
補助金の事業計画書にSWOT分析を記載する場合は『なるべく全ての要素が補助事業に繋がっている』と良いストーリー展開が生まれますので、その事を意識して事業計画書を作成していきましょう。
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