実績報告ではミスに注意しましょう

今回はものづくり補助金でよくあるミスについて見ていきます。
実績報告では補正を受けることが通常ですが、なるべく補正項目を減らすことで、審査期間を短くすることができます。
なるべくミスの無い実績報告を心がけましょう。

この記事は、ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金の「実績報告資料等作成マニュアル」令和4年9月第2.0版の情報を元に、作成しております。実績報告のマニュアルは頻繁に改正されることがありますので、ご自身が実績報告をされる際は必ず公式のマニュアルを確認して、この記事内容は補足的に参照されてください。

古瀬行政書士事務所では、交付申請や実績報告のサポートを承っております。
認定支援機関ですので、安心して、お気軽にお問合せください。
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ものづくり補助金の実績報告ミス一覧

以下の項目が、ものづくり補助金の実績報告でよくあるミスの一覧になります。

・地域事務局
・支払い方法のミス
・振込手数料
・写真の撮り忘れ
・検収手続き漏れ
・日付のミス
・管理Noの記載漏れ
・有効期限

地域事務局

ものづくり補助金の実績報告はJグランツのシステムを行い電子申請にて行いますが、その前にものづくり補助金の地域事務局に、申請書類の事前確認をしてもらわなければいけません。
地域事務局との連絡は主にEメールになりますので、Eメールにて書類を送信し、確認してもらようにしましょう。

地域事務局のは各都道府県にありますので、申請事業者が所在する地域事務局と連絡を取って、まずは事前確認を受けましょう。

支払い方法のミス

補助事業の経費の支払い方法は原則『銀行振込』のみとなっております。
手形・小切手・ファクタリング等による支払いは認められませんので注意しましょう。
また、支払いは事業期間内に完了しなければいけませんので、割賦払いも認められません。

少額を現金またはクレジットカードで支払いたい場合は、事前に事務局への相談が必要となります。
クレジットカードでの支払いが認められた場合でも、その費用が口座から引き落とされるタイミングは補助事業実施期間内でないといけません。

銀行振込は補助事業者名義の口座から振り込むようにし、必ず記録が残るようにしましょう。

振込手数料

経費の銀行振込時に、振込手数料分を差し引いて振込んでしまうと、その分補助金が少なくなります。
金額的には少額ですが、実績報告の手続きが煩雑になるためお勧めはできません。

写真の撮り忘れ

購入した機械等は写真が必要になりますが、機械設置前の写真も必要となります。(設置する前の場所の写真です)
あとから移動できない機械の場合は、設置前の写真を撮り忘れると取り返しがつきませんので、必ず忘れないように写真を撮っておきましょう。
納品時に撮ろうと思っていると、納品時は意外にバタバタして忘れがちになります。
事前に写真を撮っておくことをお勧めします。

検収手続き漏れ

実績報告では納品書の提出が必要ですが、納品書に検収済みのサインをしておく必要があります。
検収(製品に問題がないことの確認)のサインをしておかないと、補正を指示される可能性がありますので、忘れないようにしましょう。

日付のミス

見積書や、注文書、契約書の日付の整合性に気をつけましょう。
見積依頼書は見積書より先でないとおかしいですし、受注書は発注書より後でないとおかしいです。
納品より支払いが先の事はありますので、請求書と納品書の順番はどちらが先でも問題はありません。
(通常通りに手続きを踏めば問題はありませんが、書類の意味がよく分かっていない業者がたまにいて、支払いをしてくれないと受注書を発行できないと言われることもありますが、さすがにおかしいので教えてあげましょう。)

管理Noの記載漏れ

見積書や請求書等の証拠書類には管理Noを記載する必要があります。
書類の右上に手書きでもよいですので、記載しましょう。

有効期限

見積書には有効期限が記載されていることが多いです。
しかし、発注日付がその有効期限後であれば、見積書の不備となります。
見積書は交付申請時から必要ですので、かなり長い期間を設定してもらう必要があります。

空欄でもよいかとは思いますが、地域事務局の事前確認では空欄ではダメだと指摘された事もありますので、記入しておいた方が安心でしょう。

まとめ

以上、ものづくり補助金の実績報告時によくあるミスを見てきました。
これ以外にも実績報告ではミスが起こりがちです。
事前に実績報告のマニュアルをしっかりと確認して、手続きを進めていきましょう。
当事務所は認定支援機関で、ものづくり補助金の実績報告のサポートも承っております。
お気軽にお問合せください。

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